1996年にアメリカで公開された、ロビン・ウィリアムズ主演の感動ドラマ作品『ジャック』。通常の人間の4倍の速さで成長する病を抱えた10歳の少年をロビン・ウィリアムズが演じて、その感動的なストーリーとロビンの素晴らしい演技が印象的の一本です。
あらすじ
通常の4倍の速さで成長してしまう病を抱えたジャック(ロビン・ウィリアムズ)は、まだ10歳の少年なのに、見た目は40歳の立派な大人。彼の両親はジャックのことをとても愛していましたが、ジャックは、友達がいなくて寂しい思いをしていました。
ある日、家庭教師のウッドラフ先生の提案により、ジャックは小学校に通うことになります。見た目が大人のため、からかわれて傷ついたジャックでしたが、クラスのリーダー的存在のルイにバスケットに誘われたことをきっかけに、徐々に友人が増えていきます。
映画のワンシーン↓
映画『ジャック』のおとも
本作でジャックは、先生に淡い恋心を抱くのですが、先生のお気に入りだという赤色のグミベアを集めてプレゼントするシーンがとっても印象的。ジャックの初恋に心が揺らがされるシーンです。
日本で人気のグミベアといえば、ドイツ生まれのハリボですよね。ハリボは100年以上の歴史を持つ世界最大のグミキャンディ製造メーカー。ヨーロッパでは子供から大人まで愛され続けているグミです。
日本のグミとは違い、すこし硬めな食感が特徴的。いろんなコンビニでは「ゴールドベア」が販売されているので、ぜひグミベアを食べながらジャックの淡い恋心に感情移入してみてください。
ジャックより先生に感情移入してしまうかもです・・・切ない!
『ジャック』のトリビア
ここで、映画をより楽しんでもらうために、本作のトリビアをいくつか紹介します。
本作で描かれるジャックの症状は「progeria(早老症)」に基づいているようです。プロジェリアの人の平均寿命は13歳、記録されている最も古い寿命は、2018年時点で30歳だそうです。日本では、テレビ番組「ザ!世界仰天ニュース」などでハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群について取り上げられることがたまにありますね。
また、キャスティングの時、映画『ビッグ』(1988年)での演技力を評価されたトム・ハンクスが主役候補に上がっていたそうです。
『ビッグ』の有名なシーン↓
本作の監督を勤めたのは、フランシス・フォード・コッポラ監督。ロビンとコッポラ監督は長年の友人だったそうで、コッポラ監督は俳優としてのロビンと一緒に仕事がしたいと思い描いていたと言います。一方で、ロビンが本作の脚本をオファーされた際には、コッポラが監督として契約することに同意した場合のみ、彼も承諾すると語っていたようで、まさに監督と主演俳優の“両思い”から、この素晴らしい作品が誕生したようです。
感動的な映画『ジャック』。ぜひハンカチとグミベアを用意して鑑賞してみてくださいね。
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