2023年に公開された『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)』は、大きなクリフハンガーで幕を閉じた。ヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレットと、ジェイソン・モモア演じるダンテの対決が描かれたこの作品の続編となる『Fast X: Part 2(原題)』は、シリーズの集大成となる予定だ。しかし、監督のルイ・レテリエが続投すること以外に、具体的な進捗についてはほとんど情報が明かされていなかった。
そんな中、ヴィン・ディーゼルが自身のInstagramで最新の撮影スケジュールを発表した。彼の投稿によると、『Fast X: Part 2』の撮影は2024年夏、ロサンゼルスで開始される予定とのことだ。
この投稿をInstagramで見る
「この1年のクレイジーなスケジュールをこなしながら、ついに『Fast X2』の撮影をこの夏ロサンゼルスで行う準備が整ってきた!」とディーゼルは投稿でコメントしている。
また、彼の投稿には他のプロジェクトについての言及も含まれていた。例えば、映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』の続編の可能性や、彼が主演する『xXx(トリプルX)』シリーズの新作計画、さらにディズニーのマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でおなじみのグルートに関連する作品など、多忙なスケジュールが明らかになった。
『Fast X: Part 2』は本当にシリーズ完結編なのか?
ディーゼルはこれまでにも『Fast X: Part 2』をシリーズのフィナーレと位置付けてきたが、最近の発言では「Comcast(ユニバーサルの親会社)が『2作でフィナーレにすべきだ』と提案している」とも述べている。そのため、この作品が本当にシリーズの終幕となるのかは依然として不透明だ。
また、一部のファンの間では「すでに撮影が開始されているのではないか」という憶測もあったが、ディーゼルの今回の発表を見る限り、撮影はまだ始まっていない可能性が高い。彼が「戦い」と表現したことからも、制作の調整が完全に固まっていないことがうかがえる。
公開は2026年か?
ヴィン・ディーゼルは以前から、『Fast X: Part 2』を2001年公開のシリーズ第1作『ワイルド・スピード』の25周年記念作品にしたいと語っている。そのため、2024年夏に撮影が開始されれば、2026年の公開が有力視される。
今後数か月のうちに、さらなる詳細が明らかになるだろう。ファンにとっては、待ちに待ったシリーズの結末に向けた大きな一歩となりそうだ。
参考記事:Fast X Part 2 Filming Window Revealed By Vin Diesel After 2 Years Of Delays
コメント