『ノック 終末の訪問者』ルパート・グリント演じるレドモンドはなぜ本名を隠していた・・?【ネタバレあり】

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「シックス・センス」「オールド」のM・ナイト・シャマラン監督が手がけた最新映画『ノック 終末の訪問者』。調べれば調べるほど、もう一度見たくなる要素が満載の本作ですが、その中の一つで私が気になったことを調べてみました。

 

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※この記事は『ノック 終末の訪問者』のネタバレが含まれます。

あらすじ

ゲイのカップルであるエリックとアンドリュー、そして養女のウェンの家族が山小屋で穏やかな休日を過ごしていると、突如として武装した見知らぬ謎の男女4人が訪れ、家族は訳も分からぬまま囚われの身となってしまう。そして謎の男女たちは家族に、「いつの世も選ばれた家族が決断を迫られた」「家族のうちの誰か1人が犠牲になることで世界の終末を止めることができる」「拒絶することは何十万もの命を奪うことになる」と告げ、エリックとアンドリューらに想像を絶する選択を迫ってくる。テレビでは世界各国で起こり始めた甚大な災害が報じられるが、訪問者の言うことをにわかに信じることができない家族は、なんとか山小屋からの脱出を試みるが……。(映画.comより引用)

映画『ノック 終末の訪問者』本予告<2023年4月7日(金)全国公開>

ルパート・グリント演じるレドモンド、なぜ偽名を使った?

アンドリュー(ベン・オールドリッジ)はルパート演じるレドモンドを見て、過去にバーで襲ってきた男だと認識しますが、なぜレドモンドは偽名を使ったのでしょうか・・?

キャビンを襲った4人の中の1人、オバニオンは数年前にアンドリューを襲った男ですが、レドモンドという偽名を使用。この4人は、「ビジョン」の中でアンドリューの家族を見ていたことから集結し、アンドリューと夫エリック(ジョナサン・グロフ)娘のウェン(クリステン・クイ)が休暇を楽しむキャビンを襲撃。自分の家族の中から自発的に犠牲者を出さなければならないという決断を迫られる中、アンドリューは、家族を守りながらも、この侵入がレドモンドの憎悪犯罪と関連しているという考えに執着します。

ScreenRantなどの記事を読んで色々まとめてみると・・

もし、レドモンドが偽名を使わずに、最初からアンドリューや他の人物に正体がバレていたとしたら・・?“善”の存在であるレナード、エイドリアン、サブリナすら混乱させてしまい、さらには、4人の“目標”である「家族の中から自発的に誰かを犠牲にしてもらう」を達成することすら困難な状況にさせてしまっていたのかもしれないのです。

本作の“大きな犠牲”は、エリックがレドモンドのような人物の改心を目にし、彼の決断の重要性を認識することで成り立っています。家族が出した“犠牲”は、エリックやアンドリューが「存在すべきではない」と信じていたレドモンドのような人を救う可能性があるという、重要なメッセージが込められている。それが本作での大事なキーポイントだったのかもしれません。

参考記事:Why Redmond Used A Fake Name In Knock At The Cabin

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