シャーリーズ・セロン主演、産後の葛藤を描いた『タリーと私の秘密の時間』のおともはカップケーキ

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「JUNO ジュノ」「マイレージ、マイライフ」のジェイソン・ライトマン監督がメガホンをとり、本作のために20キロ以上の体重を増やし役作りをした女優のシャーリーズ・セロンが主演の映画『タリーと私の秘密の時間』。現在妊娠中の方、もしくは育児に悩んでいる方にぜひ夫婦で見てもらいたい一本です。

あらすじ

仕事に家事に育児にと何でも完璧にこなしてきたマーロだったが、3人目の子どもが生まれて疲れ果ててしまう。そんなマーロのもとに、夜だけのベビーシッターとしてタリーという若い女性がやってくる。自由奔放でイマドキな女子のタリーだったが、仕事は完璧で、悩みも解決してくれ、マーロはそんなタリーと絆を深めることで次第に元の輝きを取り戻していく。タリーは夜明け前には必ず帰ってしまい、自分の身の上を語らないのだが……。(映画.comより引用)

映画『タリーと私の秘密の時間』本予告 8月17日(金)公開

『タリーと私の秘密の時間』のおとも

ベビーシッターとしてやってきたタリーは、マーロを素敵な母親だと褒めますが、マーロ自身はそう思っていません。「いい母親というものは、ちゃんとクラスパーティーを企画して、カップケーキを焼いたりするような人のこと・・・」。そう嘆いた次の日、マーロが早朝キッチンに行くとカップケーキがテーブルの上に置いてあるのです。タリーに感謝したマーロは、自分が作ったカップケーキとして子供たちのクラスメイトに振る舞い、彼女に徐々に笑顔が戻っていきます。

 

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このシーンはとても印象的で、マーロの疲れ果てた日常に少し変化が現れる部分でもあります。もちろん海外のカップケーキですから、デコレーションはカラフルで不健康そうに見えますが・・・とにかく、子供たちが大喜びでカップケーキに集まるシーンのマーロの表情がとても素敵なんです。

本作公開時に巻き起こった論争

本作では、マーロが3人目の子供を出産した後、親としての責任に悩み、疲れ果てた姿が描かれています。実は、本作公開当初、海外のママブロガーたちから、批判の声が上がったのだとか。原因は、マーロが、産後うつ病や産後精神病を患っている可能性を示唆しているにもかかわらず、映画はそのことを明確に認めず、治療を求める姿を描いていないこと。

 

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産後うつの描写をめぐる論争が繰り広げられてはいましたが、本作はシングルで子供がいない私にもかなり響き、育児について深く考えさせられた一本でした。産後うつというセンシティブなトピックではありますが、私個人的な意見としては、冒頭で述べた通り、これから子供を出産される方や、育児に今まさに悩んでいる方にぜひお勧めしたい作品でした。

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参考記事:A psychiatrist’s defense of Tully, a controversial new movie about postpartum struggles

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