ジム・ジャームッシュ監督最新作、アダム・ドライバーとビル・マーレイが主演を務めたゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』。本作は現代社会に“インスパイア”されたゾンビが登場する、ちょっと変わり種の一本。
あらすじ
アメリカの田舎町センターヴィルにある警察署に勤務するロバートソン署長とピーターソン巡査、モリソン巡査は、他愛のない住人のトラブルの対応に日々追われていた。しかし、ダイナーで起こった変死事件から事態は一変。墓場から死者が次々とよみがえり、ゾンビが町にあふれかえってしまう。3人は日本刀を片手に救世主のごとく現れた葬儀屋のゼルダとともにゾンビたちと対峙していくが……。ジャームッシュ作品常連のマーレイ、「パターソン」に続きジャームッシュ組参加となるドライバーのほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セビニー、スティーブ・ブシェーミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・クローバー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップらが顔をそろえる。2019年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。(映画.comより引用)
『デッド・ドント・ダイ』のおとも
本作には、現代社会の人々にインスパイアされたゾンビがたくさん出現。あるゾンビは「ケーブルTV…」、あるゾンビは「Wi-Fi…」など生前に執着していたアイテムを探し求めて歩き回っています。その中でも最も印象的なのが、予告編にも出てきたコーヒー・ゾンビ。ちなみにコーヒー・ゾンビはカップルで出現して、ダイナーでコーヒーを浴びるように飲みます。演じているのは、70年代のパンクと90年代のグランジの両方を象徴するロックミュージシャンのイギー・ポップと、ジム・ジャームッシュ監督の長年のパートナーで映画監督&女優のサラ・ドライバー。
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アメリカのダイナーのコーヒーだから、多分アメリカンコーヒーだと思います。アメリカンコーヒーって薄くて苦手な人もいると思いますが、せっかくだったらダイナースタイルのコーヒーを用意して、それを片手に映画の世界に浸りたいですね。
私もゾンビになったら間違いなくコーヒー(カフェラテ)ゾンビになってるな・・・自分がどんなゾンビになるのか想像するのもちょっと楽しいです。
【知ってるとちょっと映画が楽しくなるネタ】アダム・ドライバーが本作について語ったこと
本作公開時に、ScreenRantの独占インタビューに応えていたアダム・ドライバー。彼は、本作の誕生秘話について、ジャームッシュ監督が実際に“現実のゾンビ”をベースにしたのだと明かしました。
「ジムは、この映画が公開される前から、人々が電話ゾンビになっているといつも冗談を言っていました。ニューヨークの街を行進しながら、下を向いて上を見ず、自分の世界に孤立しているようなものですから」
アダム・ドライバー↓
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現代社会では欠かせないスマホ。確かに人々がスマホを見ながら歩いている姿は少しゾンビ・・?のように見えるかもしれません。
ホラーとコメディを融合させるだけでなく、社会的な要素も入れ込まれたこの『デッド・ドント・ダイ』。超有名映画評論サイト「ロッテン・トマト」でのオーディエンススコアは38%と、好き嫌いがわかれそうな一本です。
Amazon Prime Videoでの視聴はこちら↓↓↓
参考記事:Adam Driver On How The Dead Don’t Die Was Inspired By ‘Real-Life’ Zombies
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