5月21日から配信されているNetflixオリジナル映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』。本作で主演を務めたデイヴ・バウティスタは、マーベル・シネマティック・ユニバースの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役でも知られています。また、彼はアメリカのプロレス団体WWE出身であったことをご存知の方も多いと思います。
彼の最新のインタビューでは、どのようにキャリアをスタートさせたかを明かしてくれています。
彼がインタビューで語ったこと
先日、人気トーク番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に出演したデイヴ・バウティスタ。司会のジミーが「最初は(キャリアを)レスリングからスタートさせたけど、計画的だったの?俳優に最初からなりたかった?」と聞くと、デイヴは
「No no, It’s weird, man. I stumbled onto things. I didn’t even realize I was athletic till I was, like 16 years old.」とコメントしました。その後も、「And I stumbled into acting, as well. I never set out to be an actor because I was always very shy and introverted kid, and I never thought I’d be performing in front of people.」とコメント。
“stumbled into/onto”とは
では“stumbled into/onto“とはどういう意味なのでしょうか?辞書を引いてみると、stumble onto で「偶然~に出会う/ でくわす」、stumble into で「ばったり会う、遭遇する」、ちなみにstumble uponもよく見られる表現で、こちらは「偶然発見する」というように使われるようです。(文脈によって訳し方は違いますが)まあ、全部同じような感じですね。
英語の辞書で調べても、全部同じように訳されていました↓
Definition of stumble across/on/onto/upon: to find or learn about (something) unexpectedly
-I stumbled across/on/upon this book by chance.
-We stumbled onto/across the ruins of an old fort.
-They stumbled on/upon a bizarre plot.
-He stumbled onto the truth.
そのため、先程のデイヴのコメントはこのようになります↓
「No no, It’s weird, man. I stumbled onto things. I didn’t even realize I was athletic till I was, like 16 years old.」
「違うよ、変だけど、偶然見つけたんだ。自分がスポーツマンだということさえ16歳くらいになるまで気づかなかったよ」
「And I stumbled into acting, as well. I never set out to be an actor because I was always very shy and introverted kid, and I never thought I’d be performing in front of people.」
「そして、演技にも偶然出会った。というのも、僕はもともととてもシャイで内向的な子供だったから、人前で演技をすることになるとは思ってもいなかったよ」
会話でどんどん使っていけそうなフレーズのようです 🙂
違いが気になってネイティヴに聞いてみた
違いが気になって、ネイティヴ(カナダ人)の方に「 stumbled into」 「stumbled onto」 「stumbled upon」の違いや使い方を聞いてみました。
するとこのように返答が。
All of these expressions show that there was no intention of finding/beginning/learning something, and that it was found by mistake or without looking for it. I would say that the phrase “stumbled into” is a bit odd, as it would be more often used to indicate the way someone moves, ie: I stumbled into/out of the bar (indicating drunkenness). I haven’t heard it used to indicate having started a hobby or profession.
「これらの表現はどれも、何かを見つけよう(始めよう/学ぼう)という意図がなくて、誤って、もしくは探さずに見つけたことを示しているよ。例えば、“酔った勢いでバーに入って(出て)しまった”というように、人の動きを表すのに使われることが多い。趣味や職業を始めたときに使うのは聞いたことがありないかなあ」
とのことでした。
3つの使い方に違いはないけど、デイヴのように職業などではなく、偶然人やものに出会ったという時に使うことが一般的?なのかもしれません。
デイヴが出演する『アーミー・オブ・ザ・デッド』
ある日突然、ゾンビが大量発生し、人類は多くの犠牲を払いながらもラスベガスにゾンビを隔離することに成功した。ゾンビとの死闘の後、静かに暮らしていたスコットは、謎の男の依頼により、ラスベガス地下の巨大金庫を狙う強盗計画に加担することに。同じく招集されたクセ者だらけの傭兵たちとともに、大量のゾンビで埋め尽くされた危険エリアに侵入し、屈強で俊敏なゾンビたちと激しい戦いを繰り広げる。(映画.comより引用)
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