ティモシー・シャラメ&アーミー・ハマー共演『君の名前で僕を呼んで』。LGBTQ作品で、男性同士の一夏の恋を描いています。これがとても切なく美しい!!今回は本作に登場するおともをご紹介します。
あらすじ
83年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。(映画.comより引用)
第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、アイボリーが脚色賞を受賞。シネマトグラフィーが美しい作品としても知られています。
『君の名前で僕を呼んで』のおとも
本作では、アーミー演じるオリヴァーが、エリオの母が作るアプリコットジュースをがぶ飲みするシーンがあります。美味しそうに飲んでるし、どこか美しさも感じられる不思議なシーン。本作はアプリコットとかピーチがエロスの象徴として使われてます。(アプリコットなのかピーチなのか、私には見分けがつきませんでした・・曖昧ですw) ピーチのシーンは本作での注目シーンの一つのようにも思えますが、映画ファンの中では、興奮する方もいれば、「WTF」何が起こったの?と混乱するオーディエンスもいたようです。
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『君の名前で僕を呼んで』がもっと楽しめる豆知識
本作が公開された際、サンダンス映画祭では10分にも及ぶスタンディングオベーションが巻き起こったほど、いろんなところで絶賛されていました。BL映画とかLGBT映画に“苦手”意識を持っている人もいるかと思いますが、本作は性別とかそういうのを超えた、素晴らしい愛情を描いていて、観賞後はとても心がきれいになった気がします。なんと言っても最後のティミーの演技! エンドロールの時に、ずっと一つの演技をしているのですが、それが本当に心打たれるので、ぜひ最後まで見てみてください。
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ということで、本作がより楽しめるように豆知識もご紹介します。
1. ティモシーの役作りがすばらしい
俳優の「役作り」って、役に没頭するために山に篭ったり、ダイエットしてみたり、はたまた増量してみたりとなかなか大変なものだと思いますが、本作でティモシーはエリオを演じるためにイタリア語とピアノを習得したそう。ピアノを楽しそうに弾いてたし、(当たり前だけど)イタリア語もスラスラ話しているシーンがあって、勝手にイタリアの血を引いている俳優さんなんだと思っていましたが、彼はアメリカとフランスに国籍があるようです。
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2. 原作とは違い露骨なセックスシーンがない
原作では、セックスシーンがかなり描かれているようですが、本作は、その部分に関しては原作に忠実ではなかったといいます。これは監督の意向で、登場人物にとって“意味のあるもの”でないと、やりたくないと語っていたそうです。
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3. 本作にオーディションはなかった
本作のティモシーは、監督が2013年にエージェントから紹介されたことをきっかけに即採用となったそうで、一方アーミーは、『ソーシャル・ネットワーク』での演技で監督の目に留まり、オリヴァー役に大抜擢されたそうです。
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ちなみに、本作の続編決定のニュースが出たときは、ファンもみんな喜びましたが、今年1月にアーミーのプライベートのDMが流出、その後複数の女性から性的暴行を告発されてしまったことで、彼は決まっていたブロードウェイだったり、ラブコメ新作映画(ジェニファー・ロペスと共演するはずだった)を次々と降板・・・現在表舞台から姿を消しています。果たして、続編が作られるのかどうか・・・まだわかりませんが、続編がなくなるとなると、非常に残念だと思えてしまうほど芸術的に素晴らしい一本だと思います。
アマゾンプライムでの視聴はこちら↓↓↓
参考記事:Call Me By Your Name: 10 Things You Didn’t Know About The Making Of The Movie
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