『エクソシスト』や『フレンチ・コネクション』で知られるアカデミー賞受賞監督ウィリアム・フリードキンが87歳で亡くなりました。
William Friedkin, the Oscar-winning director of 'The French Connection' and 'The Exorcist,' who was one of the most admired directors to emerge from a wave of brilliant filmmakers who made their mark in the 1970s, has died: https://t.co/r6tYO3kj1R pic.twitter.com/imlr4Ac6me
— The Hollywood Reporter (@THR) August 7, 2023
1935年8月29日生まれのウィリアム・フリードキン監督は、『フレンチ・コネクション』と『エクソシスト』でメガホンをとり、1970年代のニューハリウッド・ムーブメントで一躍有名になりました。1971年のジーン・ハックマン主演の犯罪スリラー『フレンチ・コネクション』は、フリードキン監督の監督賞を含むアカデミー賞5部門を受賞、続く1973年の有名なホラー映画『エクソシスト』でもアカデミー賞監督賞にノミネートされました。
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ハリウッド・レポーター紙によると、フリードキン監督は心不全と肺炎のためベル・エアーの自宅で死去。監督の死は、妻で元映画スタジオ重役のシェリー・ランシングによって発表されました。
フリードキン監督は、1960年代初頭に『The People vs. Paul Crump』などのドキュメンタリー映画を撮り、キャリアをスタートさせました。伝統的なスタジオ・システムとは一線を画した作家主導の映画製作を特徴とするニュー・ハリウッドのムーブメントの中で、フリードキン監督は、フランシス・フォード・コッポラやピーター・ボグダノヴィッチとともに、Aリスト的な地位に上り詰めたのです。フリードキンの独特な演出手法は、ドキュメンタリー・スタイルで撮影された『フレンチ・コネクション』で見ることができ、映画界で最も有名なカーチェイスのひとつを生み出しました。
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犯罪スリラーというジャンルの試金石となった『フレンチ・コネクション』の批評家的成功に続き、フリードキンが監督した『エクソシスト』は、ホラーというジャンルにおいても同様に影響力を持つ大ヒット作となりました。
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