マーベル・シネマティック・ユニバース『ブラック・ウィドウ』や、アリ・アスター監督の『ミッドサマー』などで知られる女優のフローレンス・ピュー。彼女が主演を務めたネットフリックスオリジナル映画『呪われた死霊館(原題:Malevolent)』を今回はご紹介します。
「死霊館」といえば、シリーズ化されている映画もそうですし、いろんなホラーの邦題で最近使われているワードですが、原題の「Malevolent」は直訳すると「(他人を傷つけようという)悪意のある、敵意のある」という形容詞です。
あらすじ
アンジェラ (フローレンス・ピュー) とジャクソン (ベン・ロイド=ヒューズ) の兄妹は詐欺師の一味。その手口は、悲しみに暮れる遺族に取り入り、アンジェラが死者と交信できると信じ込ませて金をせしめるという単純なもの。グリーン夫人 (セリア・イムリー) により超常現象の調査員として雇われることになった二人が足を踏み入れた館は、かつて少女の凄惨な連続殺人の舞台となった児童養護施設。その中でアンジェラは何が現実なのか次第にわからなくなっていく。呪われた館に隠された真の恐怖と戦慄の過去に直面した兄妹は、究極の現実を突きつけられることになる。(Netflix Japan YouTubeチャンネルより引用)
ファウンド・フッテージ映画的な要素もクラシックなホラー映画の要素も両方含まれていて、しかも最後にどんでん返しあり。
『呪われた死霊館』のおとも
数十年前に不気味な邸宅で死んだ少女たちの幽霊に取り憑かれていると主張するグリーン夫人。彼女がアンジェラたちチームに最初のおもてなしとして用意したのが、生焼けのクッキー。「あの娘たちが好きだった」とかつて養護施設で亡くなった子どもたちについて語り始めます。
このシーンはまだ穏やかですが、ここから一気に怖いシーンが盛りだくさんに・・!しかもこのグリーン夫人にはいつもの“演技”がまったく通じず、ジャクソンは焦り始めるのです。
後半はグロテスクなシーンが徐々に増えていきますが、ストーリーの展開はテンポ良かったので、ぜひ目を極力離さないようにしてみてもらいたい一本です。(クッキーを食べる余裕がなくなるかもですが・・)
実際生焼けのクッキーを食べると腹痛になるかもしれないので、しっとりクッキーがおともにいいかもです 🙂
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