『エスター』3作目『Orphan 3』制作が正式に決定され、オリジナルキャストも続投

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2009年に公開されたホラー映画『エスター』は、流産の悲しみに暮れる夫婦が、謎めいた過去を持つ9歳の少女エスターを養子に迎える物語として話題になりました。

『エスター (Orphan) 』予告編:2009年10月10日 全国ロードショー

2022年には前日譚となる『エスター ファースト・キル』が制作され、エスターがエストニアの精神病施設から脱走し、裕福な家族の失踪した娘に成り済ましてアメリカへと向かうストーリーが描かれました。そして2023年、『Orphan 3(原題)』が開発中であることが発表され、ホラー映画ファンから大きな注目を集めています。

オリジナルキャストが続投!

この度、『Orphan 3(原題)』が正式に制作決定となり、シリーズの主役であるイザベル・ファーマンが再びエスター役を演じることが明らかになりました。脚本家のデヴィッド・コッゲスホールと監督のウィリアム・ブレント・ベルも引き続き参加することが発表されています。制作会社ダーク・キャッスル・エンターテインメントの共同CEOであるノーマン・ゴーライトリー氏は、次のように述べています。

「ダーク・キャッスルは『エスター』シリーズの新たな恐怖の章を発表できることを非常に嬉しく思います。これまでの成功と新たなスリリングなストーリーラインにより、『Orphan 3(原題)』は既存のファンも新規の観客も楽しめる作品になると確信しています。」

映画『Orphan 3(原題)』への期待

2023年に制作が検討されているとされていましたが、今回の正式決定により、ライオンズゲートは今週開催されるアメリカン・フィルム・マーケットで本作を売り込みます。また、脚本家のデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリックもエグゼクティブプロデューサーとして参加します。彼は第1作目の脚本を担当し、前日譚『エスター ファースト・キル』でもストーリーを手掛けた人物です。シリーズのこれまでの成功を支えたクリエイティブチームが再集結することで、興行成績は期待されるものの、過去作同様に批評家の評価が分かれる可能性もあるでしょう。

エスターの物語はどこへ向かうのか?

前日譚『エスター ファースト・キル』では、エスターが暴力的な過去を持っていることが明かされましたが、『Orphan 3(原題)』の具体的なプロットは未だ明らかにされていません。監督のウィリアム・ブレント・ベルは、エスターの30年にもわたる未解明の人生の一部を描く可能性があると示唆しており、どの部分に焦点が当てられるのかは未知数です。さらなる衝撃的な展開が予告されており、観客は次に何が起こるのか予測がつかない状況です。

成功するための課題とは?

イザベル・ファーマンがエスター役に再び挑戦し『エスター ファースト・キル』の脚本家であるデヴィッド・コッゲスホールや監督ウィリアム・ブレント・ベルと共に『Orphan 3(原題)』が商業的な成功を収めることが予想されます。過去の2作品は世界的に1億2500万ドルの興行収入を達成しましたが、批評家からは「型にはまり過ぎ」「不快感を煽る」といった批判も受けていました。そのため、新作ではこれらの批判を克服するために、今までの制約から脱し、エスターというキャラクターの深い部分に迫る新しいストーリー展開が期待されます。

トキエス
トキエス

シリーズのファンにとっても、新規の観客にとっても見逃せない一作となりそうな『Orphan 3(原題)』。エスターの謎に満ちた人生がどのように描かれるのか、今後の続報が楽しみです。

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