新作ホラー映画『Late Night with The Devil(原題)』がAI生成アートを使用&批判殺到

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Rotten Tomatoesの批評家スコアで驚異の97%を記録している新作ホラー映画『Late Night with The Devil(原題)』。本作では、AI画像が使用されており、北米では議論を巻き起こしています。

Late Night with the Devil: Official Trailer | Shudder

『アントマン』シリーズや、『オッペンハイマー』などの出演で知られるデヴィッド・ダストマルキアン主演の『Late Night With The Devil』は、1977年のテレビ生放送が大失敗に終わっていく様子を描いた作品で、これまでのところ、今年最高のホラー映画だと批評家の称賛を集めています。

しかし、本作の映像の一部にAIが使われていることに失望した映画ファンが声を上げ始め、批判を浴びています。

問題のAIが生成した画像は、映画の架空のテレビ生放送の随所にインタースティシャルとして登場。その中には、カボチャ畑の真ん中で踊る骸骨のイラストや、時折「すぐに戻ります」というメッセージが含まれています。

映画ジャーナリストのマット・ベリッシモは『Late Night With The Devil』の製作者たちがこのテクノロジーを使っていることを批判。「仕事に対する報酬を少なくしようとする無邪気な動き」とコメントし、映画製作の際にAIを使って画像を生成すれば、スタジオがカメラマンやグラフィック・アーティストを雇う必要はいずれなくなるだろうということを問題視しています。

映画にAIアートが含まれていることについての騒動を受けて、『Late Night With The Devil』の脚本・監督を務めたコリン&キャメロン・ケインズは、『Variety』誌に寄せた声明で批判に反論。

ケインズ兄妹は、映画の中の3枚の静止画のためにこの技術を実験的に使用したと述べました。

「私たちがいつも思い描いていた70年代の美的感覚をこの映画に与えるために精力的に働いてくれた、私たちの素晴らしいグラフィックとプロダクション・デザイン・チームと一緒に、私たちは3つの静止画のためにAIを使って実験しました」「才能と情熱に溢れたキャスト、クルー、プロデュース・チームが、この映画を実現させるために、それ以上のことをしてくれたことに、信じられないほど幸運を感じています」とコメント。

映画やテレビにおけるAIの使用は、2023年の全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SGA)によるストライキの際、スタジオとアーティストの間で大きな対立点となったことでも知られています。

ストライキ後に発表されたWGAの新契約には、「AIによって生成された素材は、脚本家のクレジットや分離された権利を損なうために使用することはできない」という文言が含まれており、一方、SAGの契約では、俳優の肖像を複製するためにAIを使用するには、同意と報酬のガイドラインが必要であることが求められていました。

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