ホラー映画ファンの間で注目されていた『スクリーム7』ですが、その舞台裏では想像を超えるドラマが展開されていました。監督を務めるはずだったクリストファー・ランドンが突如プロジェクトを離脱し、その理由に多くの関心が集まっています。
ランドン監督の降板の引き金となったのは、主演女優メリッサ・バレラの解雇劇。バレラは2023年のイスラエルとハマスの衝突に関してソーシャルメディア上で発言を行い、それが「反ユダヤ的」との批判を受け、スタジオ側によって降板させられました。
Scream VI | Official Trailer (2023 Movie)
この処分を受けて、もう一人の主要キャストであるジェナ・オルテガも同作品からの離脱を決意。キャスト陣の崩壊により、作品の方向性は一気に不安定になっていきます。
ランドンは、自身がバレラの解雇に関与していなかったことを強調した上で、監督続投が不可能になった理由を明かしました。それは、彼とその家族に対する殺害予告という過激な反応でした。これによりFBIやスタジオのセキュリティが介入する事態となり、精神的に耐えきれなくなったと語っています。
現在、『スクリーム7』は脚本家でシリーズの生みの親であるケヴィン・ウィリアムソンが再び指揮をとり、ネーヴ・キャンベルの復帰も予定されています。一方でランドンは、離脱後すぐに新作スリラー『Drop』を完成させ、米4月11日公開を控えています。
DROP | Official Trailer

トキエス
映画の裏側には、作品以上にセンシティブで複雑な人間模様がある。『スクリーム7』の一連の騒動は、エンタメ業界と社会的発言の関係性について再考を促す出来事となりました。
引用元:Screen Rant
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