『海底47m 古代マヤの死の迷宮』、なぜ海外でネガティブなレビューが多い?

おともコラム

パニック・ホラー映画『海底47m』。前作から3年たち、2019年に続編『海底47m 古代マヤの死の迷宮』が公開されました。続編!・・と言っても、登場人物はまったく異なり、主人公が“姉妹”、そして舞台がメキシコの海だということだけが共通点のようです。

サメのサバイバルホラーとして夏に見るには最適な一本ですが、海外の映画サイトを見ていると、なんだか否定的なレビューが目立ちます。その理由をまとめてみました。

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』あらすじ

いじめられっ子の女子高生ミアは気弱な性格で、父親グラントの再婚相手の娘サーシャとの関係もぎくしゃくしていた。マヤ文明の遺跡を研究する考古学者のグラントは、2人の距離を縮めるため、週末に自身の研究場所近くで行われる、船中からサメを鑑賞する観光ツアーへの参加を姉妹に提案する。親友のアレクサとニコールとの先約があったサーシャだったが、ツアーへの参加を渋々受け入れる。
迎えた当日、グラントに連れられてツアー会場にやって来た姉妹は、グラントが研究場所に向かった直後に現れたアレクサとニコールから、もっとスリリングな遊びをしないかと誘われる。それはマヤ文明の遺跡が眠る海底洞窟に潜るケーブダイビング。通常のダイビングよりも遥かに危険なアクティビティだ。姉妹はダイビング初級だったが、その魅力的な誘いに乗り、不十分な装備のまま、海に潜るのだった。(公式サイトより引用)

【公式】『海底47m 古代マヤの死の迷宮』恐怖は底なしに深化する―/7.23(木・祝)海の日公開/本予告

ネガティブな評価を得ているのはなぜ?

ネガティブなレビューでは、サメの威嚇に説得力がないこと、映像の派手さに欠けること、セリフが悪いこと、全体的にスリルに欠けることが指摘されているようです。前作は、クリエイティブな面でも賞賛されたのに対し、続編はその創造性の欠如を批判されています。

ScreenRantで紹介されていた否定的レビューは以下のとおり。

「メキシコ、若い女性、サメという重要な要素を満たしているが、それ以外はオリジナルとの直接的なストーリー上のつながりがない、さらに感心の低い続編」(Mike D’Angelo – AV Club)

「登場人物の言動があまりに嘘くさいと、感情移入できない」(Bilge Ebiri – New York Times)

「登場人物の個性は皆無に等しく、ヘルメットをかぶって水中に潜れば、その瞬間に見分けるのは不可能」(Peter Sobczynski – RogerEbert.com)

『海底47m』は3作目があるのか?

2019年、『海底47m 古代マヤの死の迷宮』が公開された当時、もし3作目が公開されるとしたら2021年の夏と予想されていました。・・が!その後、3作目に関する記事などは見つけることができませんでした。そのため、3作目の可能性は非常に低いのかな、と個人的には思います。

 

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