ジョディ・ピコーは、彼女の新作小説『By Any Other Name』に関するPeople誌のインタビューで、2009年の映画『私の中のあなた』の苦い経験が、同小説のインスピレーションとなったことを明かしています。米Varietyが報じています。
ピコーはインタビューの中で当時の心境を告白。「『私の中のあなた』を映画化する際に、とてもひどい経験をしました。それを受け入れるのに長い時間がかかりましたが、彼らが私の本を台無しにしたわけではないと理解するようになりました。私の本はまだそこにあり、誰が読んでも、私が意図した物語を得ることができるのです」と述べています。
『私の中のあなた』は、キャメロン・ディアスとアビゲイル・ブレスリンが主演を務めた映画で、映画大手レビューサイトRotten Tomatoesでは47%の評価を受けています。しかし、元Variety映画評論家のジャスティン・チャンは、2009年の公開当時にこの映画を称賛し、「露骨で不均衡だが、紛れもなく効果的なこの感動作は、白血病で苦しむ姉を救うために、両親に対して自らの体を守る権利を主張する少女を描いたもので、観客の涙腺を直撃するフルスケールの攻撃である」と評価しました。
ニック・カサヴェテスが監督を務めたこの映画は、白血病に苦しむ姉を救うために自らの腎臓を提供することに反対し、両親を訴えるアンナ・フィッツジェラルド(ブレスリン)を中心に描かれています。制作費3,000万ドルのこの映画は、米国内の興行収入でわずか5,000万ドルを超える収益を上げ、辛うじて黒字化を果たしました。
ピコーの最新小説『By Any Other Name』は、2人の女性作家の物語を描いています。1人は、シェイクスピアの最も評価の高い作品のいくつかを裏で支えた可能性のある実在の女性、エミリア・バッサーノをモデルにしたエミリア・バッサーノ。そしてもう1人は、友人の名前で作品をフェスティバルに提出したことで評価を受けた現代の劇作家、メリナ・グリーンです。
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— Jodi Picoult (updates only) (@jodipicoult) January 31, 2024
ピコーの他の小説から映画化された作品には、『Salem Falls(原題)』、『The Tenth Circle(原題)』などがあります。
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