フランシス・フォード・コッポラが監督を務めた名作『ゴッドファーザー』。イタリア系マフィアのコルレオーネファミリーにまつわる家族の壮大な物語である本作。3部作が作られ大ヒットし、また最近では、『ゴッドファーザー』の制作の裏側を描く新ドラマ「The Offer」も作られています。
あらすじ
イタリア・シシリー島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたビトー・コルレオーネ一族の跡目相続や、世代交代を謀る周囲のマフィアとの間に起こる抗争が重厚なタッチで綴られる。主演はマーロン・ブランドとアル・パチーノ。72年度のアカデミー賞では作品賞を含む3部門を受賞した。(映画.comより)
上映時間は175分。約3時間の本作は、驚きのドラマがいっぱい盛り込まれています。
『ゴッドファーザー』のおとも
『ゴッドファーザー』が描く20世紀半ばのイタリア系アメリカ人の生活、もちろん食が大きな要素となっています。コルレオーネ一家とその仲間たちは、常に一緒に(あるいは一人で)、食べたり飲んだりしている姿が描かれています。
本作ではフルーツのオレンジが登場するシーンがちらほら。何やらオレンジはイタリアの象徴でもあって、イタリアのある地方では、オレンジを投げ合う祭り「イヴレーアの謝肉祭」もあるほど(余談ではありますが)。
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※ここからネタバレが含まれます。
映画の序盤、ジャック・ウォルツ(ジョン・マーリー)がベッドのシーツで、馬の頭を見つけるというシーンは超有名ですが、その直前、ジャックがトム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)と食事をしている場面があり、テーブルの中央には目立つようにオレンジの鉢が置かれています。
その後、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が道で銃殺されたとき、彼はオレンジ売る商人のカゴを倒し、買ったばかりのオレンジの袋を落としてしまう・・・彼が地面に倒れると、オレンジが通りに散らばります。
さらにさらに、映画の終盤では、ヴィトーが屋敷の裏庭でオレンジを食べ、その皮を口に含み孫を楽しませるシーンまで。(その後ヴィトーは心臓発作を起こす)
・・・このようにオレンジの登場回数が多い、そして悪いことが起こることから、多くファンの間では、長年にわたって、オレンジは「不吉」という都市伝説が生まれました。
この映画にとって欠かせないオレンジをお供に映画を鑑賞してみてはいかがでしょう。
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