クエンティン・タランティーノ監督作品で、1994年公開から長年愛され続けている映画『パルプ・フィクション(原題:Pulp Fiction)』。本作は第67回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、クエンティン・タランティーノが監督賞、ジョン・トラボルタが主演男優賞、ユマ・サーマンが助演女優賞などを受賞しました。
あらすじ
ギャングのビンセントとジュールスは組織を裏切った青年の家を訪れ、盗まれたトランクを取り返す。また、ボスから愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは彼女と2人で夜の街へ繰り出すが、帰り際にミアが薬物を過剰摂取し昏睡状態に陥ってしまう。一方、落ち目のボクサーであるブッチは八百長試合を引き受けるが裏切って勝利を収め、恋人とともに街から逃亡を図る。(映画.comより)
予告編動画(英語)↓
『パルプフィクション』のおとも
実は本作には、食べ物をおいしそうに食べるシーンが多々あります。例えば、ヴィンセントとジュールスが、青年グループの部屋に乗り込むシーン。青年たちはハンバーガーを食べているのですが、「朝飯に何を食べているんだ?」「味見していいか?」と緊迫したシーンでハンバーガーを食べるシーンがあります。
ちなみに劇中の「ビッグカフナバーガー」は架空のレストラン
それもいいのですが、私が「おいしそう!」って思ったのは、ユマ・サーマン演じるミアがミルクシェイクを飲むシーン。ヴィンセントに味見させてあげて、ヴィンセントが思わず「くそうまい!」と言っちゃうんです。
ミルクシェイクにチェリーをのせて飲みながら鑑賞すれば、『パルプ・フィクション』ワールドにより浸れるはず。
映画をより楽しむために
本作をより楽しむために、いくつかのトリビアを紹介します。
この映画の製作費はわずか800万ドルだったそうです。当初の予算は、ブルース・ウィリスがキャストに加わるまでは、さらに低かったと言われています。それなのに爆発的ヒットして、 興行収入で2億ドル以上。今でも熱狂的ファンが多い一本になりました。ちなみにブルース・ウィリスは、たった18日間だけこの映画に取り組んだそうです。
また本作では、「F」ワードは合計265回も使われているのだとか。
そして本作はインターネットを利用した広告の先駆けとなった映画の一つ。そのため、いろんな意味で映画史にのこる一本なのです。
ぜひ片手にミルクシェイクを用意して、楽しんでみてくださいね。
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